平成30年 9月
定例月議会 平成30年9月3日(月曜日
)-----------------------------------◯出席議員(37名) 議長 清水邦彦 副議長 角野恵美子 1番 上田雅大 2番 中川俊一 3番 小間井大祐 4番 坂本泰広 5番 松井 隆 6番 熊野盛夫 7番 大桑初枝 8番 広田美代 9番 源野和清 10番 麦田 徹 12番 前 誠一 13番 高 誠 14番 喜多浩一 15番 小阪栄進 16番 下沢広伸 17番 高岩勝人 18番 野本正人 19番 久保洋子 20番 松村理治 22番 黒沢和規 23番 小林 誠 24番 山本由起子 25番 森 一敏 26番 秋島 太 28番 宮崎雅人 29番 玉野 道 30番 森尾嘉昭 31番 松井純一 32番 中西利雄 33番 澤飯英樹 34番 安達 前 35番 福田太郎 36番 横越 徹 37番 田中展郎 38番
高村佳伸◯欠席議員(なし)◯欠員 11番
-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長 山野之義 副市長 丸口邦雄 副市長 細田大造 教育長 野口 弘
公営企業管理者 桶川秀志
都市政策局長 松田滋人 総務局長 太田敏明
文化スポーツ局長 嶋浦雄峰 経済局長 吉田康敏
農林水産局長 山田 裕 市民局長 長谷進一 福祉局長 山田啓之 保健局長 西川和昭 環境局長 佐久間 悟
都市整備局長 木谷弘司 土木局長 磯部康司 危機管理監 古 一之
会計管理者 中村弘志 消防局長 清瀬 守
市立病院事務局長 西尾昭浩 財政課長
村角薫明-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長 宮本博之
議事調査課長 小村正隆
議事調査課長補佐 三傳敏一 議事係長 山口賢一 調査係長 八木淳介 主査 喜多泰正 主査 嶋田健治 主査 富川朗人 主査 前田和紀 主任 松田宏志 書記 梶 嵩弘
総務課担当課長 九社前俊一 主査 寺畑 聡
-----------------------------------◯議事日程(第1号) 平成30年9月3日(月)午前10時開議 日程第1 議案第24号 平成30年度金沢市
一般会計補正予算(第3号) 議案第25号 金沢市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について 議案第26号 金沢市
土地改良事業分担金等賦課徴収条例の一部改正について 議案第27号 金沢市老人福祉法に基づく
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について 議案第28号 金沢市介護保険法に基づく介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について 議案第29号
工事請負契約の締結について(土清水・
上辰巳線橋梁新設工事(上部工)) 議案第30号
工事請負契約の締結について(金沢市
中央消防署小立野出張所新築工事(建築工事)) 議案第31号
工事請負契約の締結について(
金沢市立森山町
小学校校舎改築工事(建築工事その1)) 議案第32号
工事請負契約の締結について(
金沢市立森山町
小学校校舎改築工事(建築工事その2)) 議案第33号 「
工事請負契約の締結について」の一部変更について(
緑住宅建設工事第3期(建築工事)) 議案第34号 財産の取得について(河川用地) 議案第35号 財産の取得について(学校用地) 議案第36号 市道の路線認定について 議案第37号 市道の路線廃止について 議案第38号 市道の路線変更について (
提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程(第1号)に同じ----------------------------------- 午前10時2分 開議
△開議
○
清水邦彦議長 ただいまから平成30年度
定例金沢市議会を再開し、9月
定例月議会を開きます。 本日の出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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△
会議録署名議の指名
○
清水邦彦議長 今
定例月議会における
会議録署名議員の指名を行います。 9番
源野和清議員 10番 麦田 徹議員 12番 前 誠一議員以上、3名の方々を指名いたします。
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△会議期間
○
清水邦彦議長 次に、今
定例月議会の会議期間は、本日から9月18日までの16日間といたします。
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△諸報告
○
清水邦彦議長 次に、今
定例月議会までに議長において決定した議員の派遣については、お手元に配付のとおりであります。 また、地方自治法第121条第1項の規定により今
定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりであります。 なお、上着の着用は御自由に願います。 〔議員の派遣については
本号末尾参照〕 〔説明員の氏名は
本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△議案上程
○
清水邦彦議長 これより、日程第1議案第24号平成30年度金沢市
一般会計補正予算(第3号)ないし議案第38号市道の路線変更について、以上の議案15件を一括して議題といたします。
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△提案理由の説明
○
清水邦彦議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。 〔山野之義市長登壇〕
◎山野之義市長 本日、ここに各位の御参集をいただき、平成30年度金沢市議会9月
定例月議会が開かれますに当たり、市政の概況と提出議案の大要について御説明を申し上げます。 それに先立ち、さきの7月豪雨では、西日本を中心に甚大な被害が発生いたしました。犠牲になられた方々に対し、哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。あわせて、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げる次第であります。 さて、ことしは、記録的な大雪や30年ぶりの猛暑となるなど、異常気象が続いており、改めて、安全こそ最大の福祉との思いを強くいたしております。 このため、犀川・浅野川に囲まれた区域の
ハザードマップの作成に鋭意取り組むとともに、災害時におけるさらなる
医療救護体制の充実に努めてまいりますほか、非常時の避難行動をわかりやすくまとめた防災シートを新たに作成し、全世帯に配布することとした次第であります。 また、今冬の大雪を踏まえ、かねて検討を進めてきた雪害対策の強化について、このほど、検討会から提言をいただきましたので、除雪基準の改定や排雪場の増設、
雪害対策本部設置時における、町会等の除排雪経費に対する支援制度の創設等の強化策を今後の除排雪計画に反映してまいりますほか、地震被害から
子どもたちを守るため、学校等のブロック塀や通学路沿いの
民有ブロック塀の撤去を進めることとし、支援制度の拡充を図ることといたしました。 一方、ことしの異常な猛暑が翌年度以降も続くことが想定されますことから、国の支援策の動向を注視しながら、市内全ての小中学校の普通教室へのエアコンの設置を3カ年程度で進めたいと考えており、まずは、来年の夏に大規模小学校への導入を図るべく、速やかに実施設計に着手してまいりたいと存じます。 さて、今回の議会は、私にとりまして、今任期中最後の
定例月議会となります。 市政は順調に進展を見ており、各位並びに市民の皆様の御支援、御協力に深く感謝を申し上げます。 市長に就任して以来、先人たちが築いてきた
まちづくりの基本を大切にしながらも、常に新たなチャレンジを続けるべく、世界の
交流拠点都市・金沢の実現を目指し、以下に掲げる重点に沿って、直面する課題の解決、前進と将来に向けた次の一手を確実に打つことに全身全霊をささげてきたつもりであります。 すなわち、第1の重点である「まちの個性を伸ばす魅力づくり」についてでありますが、本市の個性が際立つ
まちづくりを目指し、略称文化の
人づくり条例を制定するとともに、
建築文化拠点施設の整備や文化ホールのリニューアル、金沢歌劇座の機能強化の検討、
歴史文化資産の保全・活用等に鋭意取り組んできたところであります。 また、
略称金澤町家条例の制定や
金澤町家情報館の開設に努めてきたほか、宿泊体験の実施や解体時における届け出の義務化を行うなど、さらなる保全・活用に努めてまいりたいと存じます。 さらに、歴史的景観の保全に向けて、
略称川筋景観保全条例を制定し、その具現化に取り組んでおりますほか、眺望景観に関する新たな眺望点の選定や保全基準の改定等について、先般開かれた景観審議会で了承が得られましたので、対象となる地域への説明会を開催するなど、明春の
仮称眺望景観形成条例の制定に向けて準備を進めてまいります。 あわせて、
夜間景観アクションプログラムに基づき、市中心部の
ランドマークとなる施設のライトアップを11月から実施したいと考えており、金沢の夜の新たな魅力創出につなげてまいりたいと存じます。 一方、スポーツの面では、
スポーツ文化推進条例を制定するとともに、内外からの多くのランナーの参加を得て、
金沢マラソンを開催してまいりましたほか、
城北市民運動公園における金沢プールや
屋内交流広場等の整備を進めてきた次第であり、引き続き、第1次
スポーツ施設整備計画に基づき、
市民サッカー場や球技場の改修等を順次進めてまいる所存であります。 また、フランスを相手とする
東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致に取り組んできたほか、この7月に、
金沢文化スポーツコミッションを設立しましたので、今後、
関係団体一丸となって、
スポーツ大会や
文化イベント等の誘致や創出に努めてまいります。 あわせて、まちなかの建物を舞台とした現代アートの展示など、
東アジア文化都市事業のイベントが今月から集中的に開催されますので、中国・ハルビン市や韓国・釜山市との
交流イベントとあわせ、金沢の文化を内外に発信してまいりたいと存じます。 第2の重点は、「都市機能を高める
まちづくり」であります。 長年の悲願であった北陸新幹線が平成27年春に金沢まで開業いたしましたので、引き続き、関係機関と連携し、大阪までのフル規格による
早期全線整備を目指してまいりますほか、金沢港にありましても、県と連携し、大水深岸壁や
クルーズターミナル等の整備を鋭意進めているところであります。 また、金沢駅西広場が新たに完成するとともに、その隣接地では、日本海側初となるハイアットブランドのホテルの建設が進んでおりますほか、金沢駅武蔵南地区では市街地再開発ビルの、近江町市場では
複合商業施設の整備が順調な進捗を見ております。 さらに、都心軸沿線では、片町A地区の市街地再開発ビル「片町きらら」が完成いたしましたので、現在、これに続く地区の再整備を目指しておりますほか、沿線の緑地等への
アートベンチの設置や
オープンカフェの開設等に取り組むなど、魅力的な歩行空間の創出に努めているところであります。加えて、移転が検討されている
日本銀行金沢支店の跡地の扱いにつきましても、
地元関係者等の動向を注視しながら、適切に対処してまいりたいと存じます。 一方、外環状道路の整備でありますが、山側幹線では、神谷内・
金沢森本インター間の4車線化に向けて、国が
月浦トンネルの整備を鋭意進めておりますほか、海側幹線では、第4期区間の大宮川橋梁や千田高架橋の整備が本格化しております。 また、定住人口の増加を図るため、戦略会議を設置し、住宅取得に対する各種支援策を拡充するとともに、
略称空き家条例を制定し、適正管理や活用の促進に努めてきたほか、現在、
都市計画マスタープランの年度末の改定に向けて、用途地域の見直しや
地域別構想等の取りまとめを行っているところであります。 さらに、交通環境の充実に向けて、
公共レンタサイクル「まちのり」の運用を開始するとともに、
略称自転車安全利用促進条例を制定し、
損害賠償保険の加入義務化やヘルメットの着用促進に努めてまいりましたほか、
都市内公共交通の充実につきましては、今月、武蔵ヶ辻・犀川大橋間で
バス専用レーンの時間帯延長実験を開始したいと考えており、技術革新の動向等も踏まえた上で、市民の御理解を得ながら、課題を一つ一つ解決してまいりたいと存じます。 第3の重点は、「まちに活力を生み出すものづくり」であります。 我が国経済は、長らく続いたデフレ経済からようやく脱却しつつあり、緩やかな回復基調が続いております。そうした動きを確実なものとするため、国に呼応し、地域経済の活性化に資する公共事業の実施や、商工業等の振興に鋭意努めてきた次第であります。 加えて、東京でdining
gallery銀座の金沢を開設するなど、伝統産業・食文化の発信や
インバウンド観光の強化に努めてきましたほか、農水産物のブランド力の向上や森林の保全等に鋭意取り組んでまいりました。 ここに来て、目覚ましく進化するイノベーションに迅速に対応し、新しい
ビジネスモデルの創出や企業生産性・労働生産性の向上を図ることが急務となっておりますことから、この3月に検討会議を設置し、議論を重ねてきたところであります。先月、新たな
産業創出ビジョンの骨子案が決まりましたので、近く、
パブリックコメントを経た上で、取りまとめることとしておりますほか、これに先駆けて、
価値創造拠点の整備に向けた基本構想の策定や
プログラミング人材の育成等に取り組んでまいりたいと考えております。 また、国連が持続可能な開発目標として提唱しているSDGsの達成に向けて、この7月に、国連大学のオペレーティング・ユニット及び
金沢青年会議所との間で、共同研究を行うための協定を締結いたしましたので、本市独自の目標の設定や行動計画の策定に取り組んでまいります。 さらに、金沢版働き方
改革検討会議を設置し、議論を重ねているところであり、現在実施している雇用・
労働環境基礎調査の結果を踏まえた上で、11月には、改革プランの骨子案を取りまとめることとしております。 加えて、産業基盤等の一層の充実を目指し、新たな工業団地の整備や卸売市場の再整備のあり方についても、鋭意検討を進めているところであります。 なお、明年4月からの宿泊税の導入に向けて、来月より、
宿泊事業者向けの説明会を開催することとしておりますほか、
住宅宿泊事業法に基づく民泊事業の適正運営にも万全を期してまいります。 第4の重点は、「未来を育むひとづくり」であります。 子どもは国の宝であり、社会全体で、心豊かなたくましい
子どもたちを育んでまいらねばなりません。このため、
石川中央都市圏で
金沢広域急病センターを開設するとともに、医療費助成の対象を通院・入院ともに中学3年生まで拡大したほか、現物給付化に取り組んできた次第であり、あわせて、
庁内横断対策チームの設置や相談室の開設を行うなど、子どもの貧困対策の強化に努めてまいりました。 ここに来て、未来に向けた
子ども施策を一層充実していきたいとの思いから、有識者等から成る懇話会を新たに設置し、検討を開始したいと考えておりますほか、児童虐待から子どもを守るため、児童相談所と警察の連絡体制の強化を図ったところであり、あわせて、
仮称特別支援教育サポートセンターの整備にも取り組んでまいりたいと存じます。 一方、
美術工芸大学の移転整備でありますが、先般の
公募型プロポーザルで設計者が決定いたしましたので、早速、基本設計に着手したいと考えておりますほか、移転先の
金沢大学工学部跡地について、協議が調いましたので、今回、
用地取得議案をお諮りした次第であります。 教育面では、
教育行政大綱を初め、
学校教育振興基本計画や生涯
学習振興基本計画、家庭教育に関する指針、
いじめ防止基本方針等の策定に取り組んできたほか、新たな3学期制の実施を初め、学校選択制の見直しや学校図書館における司書の複数日配置、医療的ケアが必要な児童・生徒への学習支援などに鋭意努めてきたところであります。 また、
教育プラザ富樫における
発達障害支援チームの設置や、
教育プラザ此花の開設に取り組むとともに、教育施設の整備では、
市立工業高校及び小中学校の校舎、体育館の改築や耐震工事を進めてきたほか、
学校規模適正化方針に沿って、野町・弥生小学校を初めとした、市内小学校の統合等を順次進めてまいりました。 引き続き、新竪町小学校と菊川町小学校、犀川小学校と
東浅川小学校の統合準備を進めるとともに、このほど、中央地区の小学校及びこれに隣接する
玉川こども図書館等の
建設基本計画がまとまりましたので、2021年度の完成を目指し、近く基本設計に着手したいと考えております。 第5の重点は、「自然と共に生きる
環境づくり」であります。 地球に優しい低炭素社会の実現を目指し、
次期廃棄物埋立場等の整備を進めてまいりましたほか、市民の御理解を得て、ことし2月から、将来世代の負担を軽減するため、家庭ごみの
指定ごみ袋収集制度を開始した次第であります。 加えて、
再生可能エネルギー導入プランを策定し、
マイクロ水力発電や街路灯のLED化などにも鋭意取り組んでまいりました。 おかげをもちまして、この半年間の家庭ごみの量が2割近く減少するなど、
ごみ減量化・資源化の取り組みが広がりを見せておりますことから、この流れを一層加速するため、先月より、啓発用の雑がみ回収促進袋を各家庭に配布するなど、古紙の集団回収を本格化しているところであります。 加えて、
スーパー等との協働で資源ごみを回収するストアーくる・ステーションの協力店舗を、今月から7店舗ふやし、22店舗にしたいと考えており、市民の利便性の向上に資してまいります。 第6の重点は、「安心して暮らせる
くらしづくり」でありますが、支え合う
福祉健康社会の形成を目指し、
高齢者介護施設等の充実に努めるとともに、地域安心生活支え合い事業の実施や
認知症地域支援推進員の配置、
障害者基幹相談支援センターの開設等に取り組んできた次第であります。 また、在宅医療・
介護連携支援センターを設立し、
地域包括ケアの推進に取り組むとともに、食の安全・安心の確保に関する条例の制定とその具現化に取り組んできたほか、
動物愛護管理センターでは、
愛護団体等と連携し、殺処分ゼロを目指してまいりました。 さらに、安全・安心の確保等に向けて、
危機管理計画の策定を初め、第一本庁舎の耐震改修や庁舎前広場の整備、第二本庁舎への
危機管理センターの設置、救急隊の増隊などに取り組んできた次第であります。 この上は、
長寿安心プランを着実に実践することにより、
施設入所待機者の解消に努めてまいりますとともに、来月から、高齢者の
生きがい活動を支援するためのボランティア
ポイント制度を導入いたしますほか、筋力低下を防ぐための
フレイル予防プログラムの市民への定着を図ってまいりたいと存じます。 また、7月末の健康増進法の改正により、
受動喫煙防止対策が強化されましたので、飲食店向けの説明会を開催するなど、制度の周知に努めることとしておりますほか、老朽化が進む市立病院では、再整備を視野に、今後のあり方を引き続き検討してまいります。 なお、
障害者雇用率の算定方法が本市を含めた全国的な課題となっており、市民の皆様に御心配をおかけしていることに、改めておわびを申し上げます。早速、国のガイドラインに沿って、手帳の写しや同意書の提出を求める緊急の職員調査を実施したところであり、その結果を踏まえた上で、国の方針等を待って適切に対応してまいりたいと存じます。 第7の重点は、「協働を進めるための絆づくり」でありますが、
略称地域コミュニティ活性化推進条例を制定するとともに、市民提案で
まちづくり施策を展開する、協働の
まちづくりチャレンジ事業を実施してまいりました。 現在、
地域団体等の活動を支援する
市民活動サポートセンターの今月末の
暫定オープンを目指し、準備を進めておりますほか、先般、
不動産関連団体と町会連合会及び市の間で協定を締結いたしましたので、今後、連携を図りながら、住宅購入者や
マンション等の入居者に対し、さらなる町会加入を促してまいりたいと存じます。 また、
地域コミュニティーの醸成に資する旧町名の復活では、金石地区における3町会の11月の復活や、旧観音町地区の明春の復活を目指しておりますほか、新たに、金石地区の新町、今町、海禅寺町の3町会が復活の見通しとなりましたので、市としても、これを積極的に支援してまいりたいと存じます。 加えて、
男女共同参画社会の実現を目指し、来月、
日本女性会議が本市で開催されますので、成功に向けて遺漏のないように期してまいります。 一方、広域連携の面では、引き続き、防災対策や
公共インフラの整備など、さまざまな分野で次なる連携を模索してまいりますとともに、先月、東京都文京区との間で、
友好交流都市協定の締結に向けた覚書を交わしましたので、今後、文化や経済など、幅広い分野で交流事業を展開してまいりたいと存じます。 さて、我が国を取り巻く国際情勢が混沌とし、不確実性が一段と高まる中で、市政には、より高い予見性の発揮と計画的・安定的な行財政運営が求められております。 このため、今後予想される
老朽インフラの再整備費の増嵩等を見据え、このほど、施設の長寿命化や再整備費の平準化を図るための新
公共施設等総合管理計画を策定するとともに、この計画をもとに、社会保障費や
重点戦略計画事業等に係る財政需要を盛り込んだ、今後30年間の財政運営に関する
長期試算--長期財政フレームを策定した次第であります。 この上は、従来の
中期財政計画にあわせ、これらの計画を
本市財政運営の指針として活用しながら、
スポーツ文化の推進や建築文化の発信を初め、
地域コミュニティーの醸成と充実、市民協働や広域連携の促進、未来に向けた
子ども施策の充実などに積極果敢にチャレンジしてまいりたいと存じます。 折しも、過般来、市民の皆様から
次期市長選挙への温かい励ましのお言葉を賜り、光栄に存じておりますとともに、金沢市のさらなる飛躍と市民の幸せを願い、気持ちを新たにしているところであります。何とぞ各位並びに市民の皆様の御指導、御鞭撻を切にお願い申し上げます。 さて、今回提出した補正予算案は、
価値創造拠点の整備に向けた基本構想の策定や
子ども施策の充実などの政策経費を初め、防災対策や災害復旧など安全・安心に係る経費のほか、地域経済の活性化策など、緊急所要の経費の追加が主なる内容であり、補正額は10億7,278万5,000円となりました。 まず、経済関係では、さきに述べた
価値創造拠点等に係る経費を盛り込むとともに、企業立地助成金や都心軸沿線へのファッション関連店舗の出店等に係る助成枠を追加したほか、文化スポーツ関係では、欧州における能楽を通じた文化プロモーション等に係る経費を計上いたしました。 また、都市整備・土木関係では、雪害対策の強化費や大雪及び大雨に伴う災害復旧経費を追加するとともに、農林水産関係では、熊、イノシシの被害防止対策費などを計上しております。 さらに、教育関係では、小学校のエアコン設置に係る実施設計費やブロック塀の改修費、中央地区の小学校等の基本設計費を計上するとともに、野町公民館の移転改修費を追加いたしました。 また、福祉関係では、グループホームや障害福祉施設、認定こども園の施設整備に対する助成費を追加したほか、第一善隣館の改築を支援することとしております。 このほか、都市政策・総務関係では、
子ども施策の充実検討費や公文書館の基本設計費を計上いたしました。 予算以外の議案では、老人福祉法に基づく
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正など条例案4件のほか、金沢
美術工芸大学の移転整備に係る用地の取得議案など11件をお諮りし、報告案件として、法人の経営状況の報告など25件を報告しております。 以上が議案等の大要でございます。何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。
○
清水邦彦議長 提案理由の説明は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△諸報告
○
清水邦彦議長 この際、御報告いたします。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第12号ないし報告第14号をもって、地方自治法第243条の3第2項の規定により、公益財団法人金沢国際交流財団、公益財団法人横浜記念金沢の文化創生財団、公益財団法人金沢芸術創造財団、公益社団法人金沢ボランティア大学校、公益財団法人金沢市福祉サービス公社、公益財団法人金沢総合健康センター、一般財団法人石川県金沢勤労者プラザ、公益財団法人金沢勤労者福祉サービスセンター、一般社団法人石川県金沢食肉公社、一般財団法人石川県文化・産業振興基金、株式会社金沢商業活性化センター、公益財団法人金沢コンベンションビューロー、公益財団法人金沢
まちづくり財団、一般財団法人石川県県民ふれあい公社、公益財団法人金沢子ども科学財団、公立大学法人金沢
美術工芸大学、公益社団法人金沢職人大学校、公益財団法人金沢文化振興財団、公益財団法人金沢市スポーツ事業団、公益財団法人金沢市水道サービス公社の各法人の経営状況については、報告第15号ないし報告第34号をもって、地方独立行政法人法第78条の2第6項の規定により、公立大学法人金沢
美術工芸大学の業務実績に関する評価結果については、報告第35号をもって、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、健全化判断比率及び資金不足比率については、報告第36号をもって、それぞれ報告されておりますことをお知らせいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△休会について
○
清水邦彦議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 あす4日から10日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
清水邦彦議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、11日午前10時から開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~